庄内牧の野馬土手〜小金牧の残光

庄内牧は小金牧のうち、野田市にあった牧です。明治時代になって廃止されたほかの牧と違い、およそ300年前の江戸時代中期に廃止されたため、野馬土手の風化が進んでいます。
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■野田市役所前の土手


 小金牧の最も早くに廃止された庄内牧を囲う野馬土手です。300年近く前にその役割を終えたとはいえ、かなりしっかりとした土手として残っています。ただ、野田市役所前の土手はあまりに整備されすぎて、少し萎えます(苦笑)。それよりも、市役所前を南に走ったところにある土手のほうが、野馬土手の遺構の雰囲気があります。


■梅郷のゴルフ場に残る土手


 野田市の千葉カントリークラブ梅郷コースの南側に、庄内牧の野馬土手があります。庄内牧は小金牧のうち最も早くに廃止されたため、高田牧など他の小金牧の土手に比べると土手の形がはっきりません。しかしこの土手は、かなりしっかりした二重土手として残っていました。この土手のほとんどはゴルフ場の敷地内にあります。そのために壊されずに残ったようです。


■野田南部中の西側に残る土手


 野田市の南部中学校の西に東西に伸びる野馬土手です。この辺りは小金牧のうち最も早く廃止された庄内牧のエリアですので、野馬土手もはっきりした形では残っていません。

 この土手が野馬土手かどうかですが、庄内牧の野馬土手が残る千葉カントリークラブ梅郷コースの南側の縁の延長線上にありますので、ほぼ間違いなく野馬土手でしょう。



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