海上自衛隊下総航空基地の航空祭




 2009年10月11日(土)、ロードレーサーに乗り、海上自衛隊下総航空基地の航空祭を見てきました。この航空祭は毎年やっているようですが、今年は基地開設50周年記念の行事として開催とのことでした。

 私はミリタリーマニアでないので、基本的に基地や軍用機には関心がないのですが、なんせ空と飛ぶ被写体を間近で撮影できます。デジイチを初めて手にした昨年は行きそびれたので、今年は70-300mmの望遠ズームを久しぶりに持ち出して訪ねてみました。

 いやぁ、いっぱい飛んでいました(笑)。この航空祭の目玉は、哨戒機や練習機、ヘリの体験試乗ですが、今年は50周年記念ということで出血大サービスのようです。相次いで滑走路を飛び立つので、撮影スキルのない私でもなんとかなりました。

 ただ、それでもピンの甘い写真のオンパレード(苦笑)。比較的マシな写真をこちらにアップしてみましたので、おヒマな方はご笑覧ください。やはり瞬時の判断が要求される動きの速い被写体を撮影するのは難しいですが、勉強になります。

 ところで、この体験試乗はもの凄い競争率のようですね。高いところが大嫌いな私はノーサンキューですが、ミリタリーマニアや飛行機が大好きな方には堪えられないでしょうね。



 それにしても下総航空基地って、本当にデカイですね。基地の中を自由に見れるのはめったにない機会ですので、歩き回ってみたら、くたびれてしまいました(苦笑)。

 そのデカイ基地に多数の人が訪れ、滑走路に近くはごった返していました。自衛隊の皆さん(?)による出店が並び、これまた自衛隊の皆さんのバンド(?)によるステージも。そこを花電車が走り回り、完璧なお祭り状態でした。

 うーん、平和だ。




 そんなお祭り状態の基地の中で、唯一物騒な兵器の展示が、この対戦車ヘリでした。確か陸上自衛隊の「コブラ」だったかと思いますが、物騒ゆえに美しく、子供たちに大人気でした。

 昔、ソ連がまだ存在した頃、核戦争寸止めを前提にした米ソ戦争の可能性がゼロでなく、その際にソ連軍が日本を限定占領するシナリオも語られていましたので、こんな兵器も必要だったのでしょう。でも、今はどうか。少なくとも、あの国に対しては無意味ですね。

 とにかく、こうした兵器が永遠に無駄であってほしいものです。写真撮影に来ただけでしたが、帰り際にそんなことを考えていました。



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