柏ビレジ水辺公園とビオトープ



 田中調節池の土手に面して、陸上自衛隊の「柏高射教育訓練場」がありますが、その近くを通ると、良さげな森と道が見えます。気になって地図で調べてみると、「柏ビレジ水辺公園」というのが目にとまりました。

 訪れてみると、素晴しいの一語。雨水をためる調整池の南岸に広がる公園ですが、私が訪れた時には誰もいませんでした。そしてビオトープ同様、建物が全く見えない。とにかく静かです。たまに水鳥が水面から飛び立つ羽音が聞こえてくるだけです。まさに木と水の公園です。

 こんな気分の良い日に、誰もいない公園の林の中を歩くと、どこかの避暑地に来たような錯覚にとらわれます。実際、春や夏に訪れてみると、森の“舞台ステージ”に出会えます。




 美しいでしょう! 地面が緑に輝いているのは、別に太陽の光が当たっているわけではないのです。そもそもどんよりとした曇り空で、太陽は顔を出ししていません。実は、光って いるように見えるのは、そこだけ背の低い草が生い茂り、その緑が光り輝いているように見えるのです。まるで、森の中のステージにスポットライトが当たって いるような印象です。




この公園に接して北西側にビオトープがあり、こちらも素晴しいの一語です。この「柏ビレジ第一調整池ビオトープ」は、大きさこそ名戸ヶ谷ビオトープぐらいですが、周りを見渡しても建物が全く見えません。ちょうど岡発戸ルートにある谷津ミュージアムのような趣です。




 ビオトープでは井戸水を汲み上げているようで、豊富な水が湧き出し、水量の豊富な沼を作り上げています。そこに木道が伸び、そこを歩くと、まさに「ここはどこ」の気分です。ちなみに、雨の日には調整池が増水するらしく、公園もビオトープも立ち入り禁止になるそうです。



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