その後のSKYSHOCK 〜スプリング・タイプに交換



 折り畳み自転車のPacific-18のフロントサス(というか、簡易サスです)を先に交換する羽目になりました。今まで使っていたのは、Y's系ショップのオリジナル製品「SkyShock」です。買って取り付けた時はワーワー言いましたが(笑)、エアサスの乗り心地の良さにそれなりに満足していました。

 ところがです。最近エアを保持できなくなったのです。そう、エア漏れを起こすようになったのです。そうなると、もうサスじゃなくって、単なるつっかえ棒 です(涙)。このエアサス、取り付け場所の関係でエアの容量が少なく、構造上も随分無理がありました。ネットでSkyShockのエア漏れの話をよく見かけたので、「長持ちしないだろうな」と思っていたのです が、1年半でアウト。本音で言えば、もう少し長持ちしてほしかったですね。

 修理もできないということなので、ちょっと困りました。買い換えても、やはり長持ちしないでしょうし、以前使っていた純正のスプリングに戻すのも嫌です。単なるスプリングだと、ボヨンボヨン感はやむ得ないとしても、スイングアーム(=フォーク)が少し不安定になり、高速域でよじれるような不快な感覚が出てしまうからです。





 で、どうしようかなと思っていたところ、いいものがありました。SkyShockの姉妹製品の「SkyShock SPRING」です。

 スプリングなのですが、中心にシャフトが通っており、横方向の剛性があるとのこと。ボディのダイヤルを回すとバネを絞る、つまりプリロードをかけることができます。シャフトが通っている関係で、バネの稼働範囲が狭いので、体重による沈み込みをプリロードのかけ具合で調整する仕掛けですね。

 ちなみに写真に写っている黒いスプリングはリア用のサスです。SkyShockも、SkyShock SPRINGもフロントとリアのペアでしか販売していないのですが、リアはエアサスのSkyShockがまだ生きているので当面要りません。だから、本当はバラで売ってくれるとありがたかったのですが。




 ところで、エアサスのSkyShockとスプリングのSkyShock SPRINGでは、こんなに長さが違います。本体だけでなく台座もSkyShock SPRINGの方が長い。同じところに付けるパーツなのに、こんなに違ってよいのでしょうか。最初は、ひょっとしたら間違って買っちゃったんじゃないかと 不安に思ったほどです。




 で、取り付けてみました。そしたら、嘘みたいにノープロブレム。Pacific-18などBD-1系の特徴であるスイングアームはその構造上、サスの長 さの違いはあまり問題にならないようです。よく出来た設計というべきか、アバウトな作りというべきか(笑)。まあ、見た目も悪くないので、ひと安心です。

 走ってみた感じも、まずまずです。まあ所詮はダンパーなしのスプリングなので、バネらしいボヨンボヨン感があります。でも、シャフトが通っている関係で、スピードを上げてもグニャというよじれる感覚がほとんどありません。

 この自転車で、ペダリングの力が逃げるなんて難しいことを言うつもりはありませんので、これで十分です。エアサスと違って、ほぼメンテナンスフリーになるのも助かります。なんだ、最初からこれにすればよかった。



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