■11月24日(土)


 流山の鰭ヶ崎にある東福寺です。風格のある古刹ですが、私はこれまで一度も訪ねたことがありませんでした。SPDシューズだとすべり落ちそうな急階段を上ると、美しい紅葉の中、寺院の立派な建物が並んでいました。

 この東福寺で有名なのは、山門に彫られた「目つぶしの鴨」です。出た!左甚五郎。いったい日本にはいくつの左甚五郎作があるのでしょう。なんでも名人が入魂しすぎて、この彫刻の鴨が夜な夜な田んぼを荒らすので、目に釘を打ち込んだとのこと。ふーん、彫刻に目を入れることができず、釘を打って誤魔化したんじゃないかと思ってしまうのは、私だけでしょうか(笑)


■11月17日(土)


 この年は紅葉が遅れています。この日、東葛地域の中で最も紅葉が早い柏の葉公園では、こんな感じです。例年なら、東葛地域の中でもひと足先に冬支度のはずですが、まだ紅葉が残っていました。


■11月10日(土)


 この土曜日、東葛地域は一日中、雨でした。日曜日もどうやら雨。まあ年に何回かあるとはいえ、週末の自転車乗りには辛いです。それで我慢できなくなって、午後の雨が小止みになったタイミングを見計らって、最強の全天候型自転車であるママチャリ(笑)の「鉄下駄君」で走ってきました。

 行き先はオオタカの森から大畔、上新宿方面です。本当は利根運河まで行きたかったのですが、上新宿あたりに来た時、雨につかまりました。やはり少し無謀だったですね。ただ急ぐこともないので、上新宿の大田園地帯の中にある八坂神社で雨宿りをさせてもらいました。

 そう言えば、こんな雨宿りは久しぶりです。子供の頃、雨宿りと言えば神社と決まっていました。スサノオノミコトの社殿の軒下を借りて佇んでいると、なんかノスタルジックでいい感じです。それに杜の木陰から見る田園風景が雨に煙って美しい。

 最初は「ああ、失敗したな」と思いましたが、次第に嬉しくなってきました。30分ほど居たでしょうか。雨が再び小止みになったので、住処に向かって走り出しました。たまには、こんな雨宿りポタもいいものですね。


■10月28日(日)


 とにかく、この日は空気は素晴しいの一語です。地元・流山の富士見橋から見た夕焼けに浮かぶ富士山のシルエットです。まさに富士見です(笑)。富士見橋から富士山がが見えるようになるのは、空気が澄む晩秋、冬場のこと。寒い季節はまもなくです。


■10月21日(日)


前から気になっていた「八木郷伝説」の地、流山の思井(おもい)にある熊野神社を行ってきました。

 八木郷伝説の話は後で書くとして、この神社、行ってみると結構すごいです。椎の木の深い森に囲まれており、激坂を登る参道も森の中、まさに「鎮守の杜って、こんな感じ」という風情でした。

 この熊野神社は1681年に再建(!)とありますから、相当に歴史ある神社です。名称の通り、世界遺産になった紀伊の熊野三山を総本社とする全国数多の熊野神社の一つ。つまり“プチ熊野詣で”です(笑)

 それにしても、深い森ですね。この熊野神社には北と南の二方向から行けますが、独特の雰囲気を味わうには、南側から激坂の参道を登った方がいいです。この日はMTBのAttitudeXで行きましたが、もちろんこの激坂は自転車を押して上がりました。

 激坂の先には、さらに驚異的な斜度の階段があり、その上に鳥居があります。その鳥居から階段の下を撮ったのが、左の写真。なかなか味わい深い坂道です。椎の木の森らしく、ドングリがいっぱい落ちていました。椎の実ですから、このドングリは食べられるんですよね。


■10月20日(土)


 この日は、そっくりもぐらさんとIKAWAさんとご一緒しました。事件もありましたが(苦笑)、手賀沼の秋を満喫してきました。特に素晴しかったのが、この旧手賀教会堂の“秋景色”です。公開時間を過ぎており、中は見れませんでしたが、秋の風情が素晴しい。やはり茅葺きの家には秋がよく似合う。生垣の赤い実(ナンテン?)も美しく、かなりいい感じです。

■10月13日(土)


 「桜の木に花が咲いていますよ」。以前手賀沼の蓮の群生地で声を掛けていただいた白井市在住の愚兵衛さんから、こんなビックリするようなメールを頂きました。場所は、手賀沼北を走る手賀沼ふれあいラインの桜並木です。「えっ、こりゃ行かなきゃ」ということで、昨日の土曜日に出かけてきました。

 本当だ、結構咲いていますね。愚兵衛さんのメールによると、花が咲いている木は10本以上とのことでしたが、実際数えてみると20〜30本は花をつけていました。特に、道路の北側の並木の方が花が多いような気がしました。

 なかには、チラホラ咲きと言っていいほど花をつけている木もありました。放って置くと、勘違いしたまま満開になってしまうんじゃないか、そんな感じすらしました。この桜並木は間違いなくソメイヨシノですよね。いったい、どうしてしまったのでしょう。


■10月5日(金)


 手賀川の白鳥の親子に久しぶりに会いました。雛もすっかり若鶏になって、親鳥と見分けが付きませんね。5羽とも欠けることなく成長したようですが、巣立った後、彼らはどこに行くのでしょう。毎年、多くの雛が巣立っていきますが、手賀沼の白鳥の数はそれほど増えていません。うーん、不思議です。


■9月22日(土)


 江戸川沿いには昔、たくさんの「渡し」がありました。何も矢切の渡しだけが渡しではありません。流山の赤城神社の西にあった「丹後の渡し」もその一つ。幕末に新撰組がここを渡り、流山に陣を敷いたと言われています。その丹後の渡し跡に美しい秋の花が咲いていました。何の花でしょう。こんな時に花の名を知っていると楽しいのですが。


■9月15日(土)


 この日、ロードレーサーで江戸川サイクリングロードを関宿城まで走り、久しぶりに関宿城の中に入りました。関宿城の正式名称は「千葉県立関宿城博物館」で、利根川東遷と江戸川誕生など治水の歴史 を展示する博物館です。以前、関宿町の時代には、入場料無料という太っ腹な博物館でした。それが関宿町が野田市と合併した直後、有料に変わっていましまし た。無料時代は関宿城に行くたびに入館していましたが、有料後はすっかりご無沙汰状態でした。

 久しぶりに入館してみるかという気になり、関宿城の入り口で200円を払い中へ。そして、まず4階の“天守閣”へと向かいました。この展望ルーム、高さは大したことはないのですが、結構眺望が開けます。特に、利根川と江戸川の分流地点の景観が素晴しい。ガラス越しなので、写真はボケていますが、実際に見ると雄大な光景が楽しめます。空気の透明感が高まる秋は見ごろでしょう。


■9月9日(日)


 利根川を訪れ、ビックリです。水が引き、いつも通りの風景が広がっていたからです。唯一の違いと言えば、泥水をかぶって、草木が白っぽくなっている程度です。利根川の水引きの良さが、さらに分かります。土曜日の写真と比べると、まるで別世界です。さすが坂東太郎、水の運搬能力はケタ外れですね。

 それにしても、この日は空が蒼く高い。気温は高かったですが、風が気持ち良いです。増水という非日常がなくなり、日常が戻ってきた利根川ですが、この柏 区間を走っていて、こんなに気分の良い日はそうありません。空と雲を見ながら、どこまでも走っていたい、そんな気分にさせられます。


■9月8日(土)


 今日、3年ぶりに利根川の河川敷の大水没を見ました。場所は利根川サイクリングロード柏区間です。3年前と言えば、私がブログを書き始めた頃、次から次へと台風が襲った年でした。東葛人的サイトの「東葛を走ろう」のコーナーの写真は、2004年10月10日、台風が通過した翌日の利根川の大水没です。今回の大水没は、その時よりもすごいです。それだけ台風9号の猛威がすさまじかったのでしょう。

 より詳しい状況は、私のブログ「東葛人的道楽」でどうぞ。ところで、写真には赤とんぼが写り込んでいます。それいっぱいに飛ぶ赤とんぼが印象的な一日でもありました。


■9月1日(土)


この「東葛歳時記」は季節ネタ、時事ネタを春夏秋冬でピックアップしたページです。で、季節の変わり目ですが、春は3月から、夏は6月、秋は9月、冬は12月からとしています。で

 あくまでも便宜的な区分けですが、面白いことにこの季節の区分けに対応するかのように、季節ネタが見つかります。この日は9月1日。どんな秋が見つかったかと言いますと、米の収穫です。場所は新川耕地。江戸川サイクリングロードを走っていて、目に留まりました。

 コンバインで稲を刈っていましたが、今年は暑かったせいか、収穫が早いですね。そこで思い出したのが、におどり公園にある万葉の碑です。『鳰鳥(にほどり)の葛飾早稲(わ せ)を饗(にへ)すとも その愛(かな)しきを外(と)に立てめやも』。そうです。新川耕地は本来の葛飾です。まさに早稲の収穫ですね。



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